ローソンで民泊用の鍵の受け渡しはじまる

ローソンで民泊用の鍵の受け渡しはじまる

 

2018年1月22日ローソンが東京都中央区の「ローソン GINZA SIX店」に民泊用の鍵の受け渡しをするための専用ボックスを設置しました。東京オリンピックに向けて整備が進められている「民泊」の今についてお伝えします。

 

 

そもそも民泊とは何か?

 

民泊とは、自宅の空き部屋等を旅行者などに貸す事で対価を得る事をいいます。

 

日本で民泊が認められなかったのは「旅館業法」「消防法」「建築基準法」等との関係

 

「旅館業法」は宿泊するための部屋を貸して対価を得る場合には、許可を取ることを必要としています。
民泊はこの「旅館業法」に抵触する行為であるため、認められませんでした。
また、民泊は宿泊客に対する避難方法などを定める「消防法」との関係でも、基準にみたない民泊は違法とされます。
また自宅を貸して商売を営む事は「建築基準法」による用途に違反する場合には違法とされるものでした。

 

 

需要が優先した民泊

 

これら法律があるのですが、円高が進む中で、日本に旅行をするために、「寝れればよい」程度の需要が高まります。
これに伴いアパートやマンションの一室を賃貸あるいは購入するなどして、違法に民泊をする者が続出する事態になります。

 

 

まずは内閣府令で民泊を認めながらも取り締まる事に

 

野放しにすることはできないとはいえ、観光産業は国家戦略でもあるため、この需要に応えながらも、野放しにはできないという状態になった政府は、民泊を制限をつけながら認める方向に舵を切ります。
まずは、「国家戦略特別区行く外国人滞在施設経営事業に関する条例」を内閣府令で定める事で、民泊をするにあたって特区に関しては旅館業法の例外として、登録をする事で民泊事業を営む事を認めます。東京都大田区がこれに最初に反応し、2018年1月より公式に民泊がスタートしております。今回のローソンの鍵の貸し出しについては民泊にあたってホストが鍵を貸し出す手間を省こうというものです。

 

 

2018年6月からは法律で民泊を認める事に

 

さらに2018年6月に施工される「住宅宿泊事業法」(いわゆる民泊新法)は民泊を法律で認める事になります。これにより民泊は公に認められる事になりました。

 

 

残る課題

 

こうして需要に対して対応する形で民泊が先行したのですが、建築基準法との関係では例外を認められなかったため、住居にのみ使用できる地域に制限がかけられている事、従来よりホテル等を整備してきた旅館業を営んでいる方からする不公平感、トラブルが起きた時にどうするかなど課題は山積しています。