認知症は「ちょっとした日常生活の変化」を見逃さないことがポイント

認知症

 

家族の認知症、それはある日突然やってきます。いや、実は家族がはっきりとそれとわかるまでに何らかの前兆やサインが出ているのですが、
それに気づかない、若しくは気づいていても認知症の前兆とは思わずに見逃しているだけなのです

 

 

認知症の前兆になぜ気づかないのか

 

気づかない原因としては、認知症の初期の頃は、四六時中、不可解な言動ををとっているわけでなく、仕事や家事は普通にできているので、どうしても「ちょっとした日常生活の変化」を見落としてしまうからです。又、その変化を察知しても、認知症の前兆とは思わない、思いたくないという気持ちもあって、放置してしまうことが多いのです。その結果、手遅れになって認知症の進行を早めたり、症状悪化につながってしまう事がよくあります。数十年前までならともかく、今日ではメディアや学会のおかげで認知症に関する話題がこれだけ賑わっているにも関わらず、まさか自分の家族がという思いで、そういった話題すら他人事のように捉えているご家族の方が未だに多く見られます。そう思いたくないご家族の心境はよくわかりますが、ご本人の為にも、ご家族の為にも「早期の気づき」が後々の為に重要になってきます。

 

 

ちょっとした日常生活の変化

 

では、その「ちょっとした日常生活の変化」とはどういった変化なのでしょうか。
認知症の初期症状として一般的によく言われるのが、被害妄想、物忘れ、徘徊、暴言暴力、金銭への異常な執着等々、これらは周囲に影響を及ぼしてくるので、ご家族としてもはっきりと違和感を覚えます。もちろん、これらの変化が現れた時には認知症の可能性が高いと思われますので、早めに専門医や居宅介護支援事業所等に相談していただくことをお勧めしますが、今回は上記以外で、いわば隠れた症状と言える「ちょっとした日常生活の変化」を揚げてみました。

 

  • 続けていた趣味に興味を示さなくなった。
  • 身だしなみを気にしなくなった。
  • 食べ物の嗜好が変わった。
  • 部屋が乱雑になってきた。
  • 睡眠障害(昼夜逆転)

 

これらの変化はややもすれば「加齢」による当然の変化ととらえられ、とかく見逃しやすいものです、でもここにも認知症が隠れている可能性があるのです。例えば、熱中していた趣味に見向きもしなくなったり、自身の身の回りのことにさえ無関心になってくるのは高齢者だから仕方ないと、特に声をかける事すらしないケースが多いのですが、実は、これらは認知症の前兆として現れる場合もあると専門家は言っています。認知症は早めに対処すればその進行を緩やかにする事ができるようになっています、「ちょっとした日常生活の変化」にご家族が気づくことこそが認知症対策の一番のポイントと言えるのではないでしょうか。